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日々を徒然なるままに。

ラ・ラ・ランドの結末について【ネタバレ注意・ラスト考察】

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お久しぶりです。昨日ラ・ラ・ランドを観に行ってきました。

とっても感動したのでなんとなく思ったことをつぶやいておきます。

 

ラ・ラ・ランドってどんな内容?

簡単に言うとミュージカル要素のある「仕事」と「恋愛」をメインテーマにした映画でした。

巷ではミュージカル映画と謳われてますが、

そこまでミュージカル色が濃くないので

ミュージカルわからない私でも十分面白かったです。

レミゼラブル想像してたんですけどそんなに歌ってなかった)

 

舞台はアメリカのロサンゼルス、

自分のお店を持って演奏したいと夢見るジャスピアニスト、セブ(セバスチャン)が、女優を目指してオーディションを受け続けるミアに出会うことからストーリーが展開されていく。

将来を語り合いながら恋に落ちていくのだが、先にバンドで成功してしまうセブ。

二人は徐々にすれ違っていく…。

 

www.fashion-press.net

 

二人は切磋琢磨して仕事の成功を目指し、

最終的にエマは女優として、セブはお店のオーナーとしてそれぞれ成功。

しかし二人はそれぞれ別の道を歩みます。

(エマは別の男性と結婚・出産、セブは独身?)

 

ラ・ラ・ランドの結末についての考察

この映画を見て最初に思ったのが、

この映画はこの結末だからこそ、こんなに売れたんだろうな

ということでした。

 

だって二人で幸せに暮らしました!みたいな感じで「ラ・ラ・ランド」っていうタイトルよろしくハッピーエンドで終わってしまったら、

「ザ・フィクション」で終わってしまうから。

 

ハッピーなタイトルに反して

「愛し合った二人は別々の道を歩む」という悲しく現実的な結末で終わる。

 

だからクライマックスに移る前の数分間、「if」の世界の描写がとても際立つ。

誰もが陶酔する夢のような「if」に、もしこうであれば、と願ってしまう。

 

それが叶わないパラドクスこそが物語を甘美で儚く、美しいものへと引き立てる。

 

この結末こそがこの物語の肝であり、人気の理由であるんじゃないかなあ…と思いました。

 

 (まあ個人の見解ですけどね!)

 

 

世間ではいろいろ言われてるこの映画ですが、展開も早いし見せる工夫が随所に施されてるので、普通に面白いですよ。

ぜひ見てみてください♡